Thinkpadブランドの売却時期

だが、パソコンは電卓のように急に部品価格が下がり、製品売価も下がり、よって企業にとっての粗利も減ることは以前から予測できていた。ゆえにThinkPadのブランドとパソコン事業を中国・レノボ(聯想)グループに売却すると決断したIBMの判断は賢明だったのである。この電撃発表を行ったのは2004年の12月。つまり、最も高値がつく時期に売却するという、タイミングまで良かったのである。

最初、IBMは何を考えているんだろうと思ったけど、5年も前に気づいていたんだ。